平成26年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
平成26年5月12日 上 場 会 社 名 アステラス製薬株式会社 上 場 取 引 所 東証一部
コ ー ド 番 号 4503 U R L http://www.astellas.com/jp/ 代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 畑中 好彦
問 合 せ 責 任 者 (役職名) 広報部長 (氏名) 河村 真 (TEL) 03(3244)3201 定時株主総会開催予定日 平成26年6月18日 配当支払開始予定日 平成26年6月19日
有価証券報告書提出予定日 平成26年6月18日 決算補足説明資料作成の有無 :有
決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家・報道機関向け)
(百万円未満四捨五入) 1.平成26年3月期の連結業績(平成25年4月1日~平成26年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
売 上 高 営 業 利 益 税 引 前 利 益 当 期 純 利 益
親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る当期 純利 益
当期包括利益
合 計 額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
26年3月期 1,139,909 16.1 116,806 △3.9 121,975 △4.0 90,874 △1.7 90,874 △1.7 182,112 15.0 25年3月期 981,899 - 121,593 - 127,115 - 92,464 - 92,464 - 158,347 -
基 本 的 1 株 当 た り 当 期 純 利 益
希 薄 化 後 1 株 当 た り 当 期 純 利 益
親 会 社 所 有 者 帰 属 持 分 当 期 純 利 益 率
資 産 合 計
税 引 前 利 益 率
売 上 高
営 業 利 益 率
円 銭 円 銭 % % %
26年3月期 40 45 40 39 7.4 7.6 10.2
25年3月期 40 27 40 21 8.0 8.3 12.4
(参考)持分法による投資損益 26年3月期 1,451百万円 25年3月期 1,137百万円
(注)当社は、平成26年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。「基本的1株当たり当期純利益」 及び「希薄化後1株当たり当期純利益」につきましては、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割後の 発行済株式数(自己株式を除く)により算定しています。
(2)連結財政状態
資 産 合 計 資 本 合 計
親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る 持 分
親 会 社 所 有 者 帰 属 持 分 比 率
1 株 当 た り 親 会 社 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
26年3月期 1,653,108 1,268,476 1,268,476 76.7 568 53 25年3月期 1,565,271 1,174,606 1,174,606 75.0 520 69
(注)当社は、平成26年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。「1株当たり親会社所有者帰属 持分」につきましては、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割後の発行済株式数(自己株式を除く) により算定しています。
(3)連結キャッシュ・フローの状況 営 業 活 動 に よ る キャッシュ・フロー
投 資 活 動 に よ る キャッシュ・フロー
財 務 活 動 に よ る キャッシュ・フロー
現金及び現金同 等物
期 末 残 高
百万円 百万円 百万円 百万円
26年3月期 214,257 △26,851 △89,395 391,374
25年3月期 150,926 △55,101 △110,013 264,912
2.配当の状況
年 間 配 当 金
配当金総額 ( 合 計 )
配 当 性 向
( 連 結 )
親 会 社 所 有 者 帰 属持分配当率
( 連 結 ) 第 1 四 半
期 末
第 2 四 半
期 末
第 3 四 半
期 末
期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
25年3月期 ― 65 00 ― 65 00 130 00 59,352 64.6 5.2 26年3月期 ― 65 00 ― 70 00 135 00 60,565 66.7 5.0 27年3月期
(予想)
― 14 00 ― 15 00 29 00 ―
(注)当社は、平成26年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。平成25年3月期及び平成26年 3月期につきましては、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しています。
(注)当社は、当期純利益の予想をコアベースで開示しておりますので、配当性向の予想は算出しておりません。
3.平成27年3月期の連結業績予想(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 26年3月期 2,284,823,175株 25年3月期 2,339,823,175株
② 期末自己株式数 26年3月期 53,681,395株 25年3月期 83,942,895株
③ 期中平均株式数 26年3月期 2,246,508,892株 25年3月期 2,296,353,545株
(注)当社は、平成26年4月1日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っています。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われ たと仮定して、「発行済株式数(普通株式)」を算定しています。
(参考)個別業績の概要
1.平成26年3月期の個別業績(平成25年4月1日~平成26年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
26年3月期 635,949 2.0 58,234 △24.4 114,622 △20.3 99,176 △16.0 25年3月期 623,723 1.6 77,039 23.8 143,905 120.8 118,049 212.1
1 株 当 た り
当 期 純 利 益
潜 在 株 式 調 整 後 1株 当た り 当期 純利 益
円 銭 円 銭
26年3月期 44 15 44 08
25年3月期 51 41 51 34
(注)当社は、平成26年4月1日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っています。前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し て、当該株式分割後の発行済株式数(自己株式を除く)により「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」を 算定しています。
(2)個別財政状態
総 資 産 純 資 産 自 己 資 本 比 率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
26年3月期 1,031,023 820,086 79.3 366 62
25年3月期 1,025,583 803,798 78.2 355 45
(参考)自己資本 26年3月期 817,977百万円 25年3月期 801,861百万円
(注)当社は、平成26年4月1日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っています。前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し て、当該株式分割後の発行済株式数(自己株式を除く)により「1株当たり純資産」を算定しています。
※ 監査手続の実施状況に関する表示
この決算短信は、金融商品取引法に基づく監査手続の対象外であり、この決算短信の開示時点において、金融商品取引法に基づく財務諸表 の監査手続は終了していません。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(国際会計基準(IFRS)の適用に関して)
当社グループは、当連結会計年度からIFRSを適用しています。連結財務数値に係るIFRSと日本基準との差異につきましては、添付資料P.39
「3.連結財務諸表(6)連結財務諸表に関する注記事項(初度適用)」をご覧ください。
(将来に関する記述等についてのご注意)
上記の予想及び添付資料に含まれる将来に関する記述は、本資料発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実 な要因に係る本資料発表日現在における仮定を前提としており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、 今後様々な要因によって大きく異なる可能性があります。なお、業績予想に関する事項は、添付資料P.11をご覧ください。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法) 決算補足説明資料は決算短信とあわせて開示しています。
また、平成26年5月12日(月)に証券アナリスト・機関投資家・報道機関向けに決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明内容(音 声)につきましては、当日使用する決算説明資料とともに、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
○添付資料の目次
1.経営成績・財政状態に関する分析 ……… P.2
(1)経営成績に関する分析 ……… P.2
(2)財政状態に関する分析 ……… P.13
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……… P.15
(4)事業等のリスク ……… P.16 2.経営方針 ……… P.18
(1)経営の基本方針 ……… P.18
(2)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 ……… P.18
(3)目標とする経営指標 ……… P.20 3.連結財務諸表 ……… P.21
(1)連結純損益計算書 ……… P.21
(2)連結包括利益計算書 ……… P.22
(3)連結財政状態計算書 ……… P.23
(4)連結持分変動計算書 ……… P.25
(5)連結キャッシュ・フロー計算書 ……… P.27
(6)連結財務諸表に関する注記事項 ……… P.28
(継続企業の前提に関する注記) ……… P.28
(作成の基礎) ……… P.28
(重要な会計方針) ……… P.29
(重要な会計上の見積り、判断及び仮定) ……… P.36
(事業セグメント) ……… P.37
(1株当たり利益) ……… P.38
(初度適用) ……… P.39
1. 経営成績・財政状態に関する分析
【国際会計基準の適用について】
当社グループでは日本のみならず、米州、欧州、アジア・オセアニアなど、グローバル
での事業展開を積極的に推進しています。また、当社の株主構成は、外国人投資家の株式
保有比率が50%を超える高い水準となっています。このような当社の事業展開及び株主
構成などの状況を踏まえ、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上を目指
し、当社グループは当連結会計年度より国際会計基準(以下、 IFRS )を適用しています。
(1) 経営成績に関する分析
① 当期の連結業績の概況
<連結業績(コアベース)>
当社は IFRS への移行に伴い、会社の経常的な収益性を示す指標としてコアベースでの
業績を開示します。当該コア業績は、 IFRS のフルベース(調整前)業績から当社が定め
る非経常的な項目を調整項目として除外したものです。調整項目には、減損損失、固定
資産売却損益、事業再編費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用
などのほか、会社が除外すべきと判断する項目が含まれます。なお、フルベース(調整
前)実績からコア実績への調整表は「決算補足資料(2014年3月期) 」の11ページ
に記載しています。
当期(2013年4月 1 日から2014年3月31日)の連結業績(コアベース)は、
下表の通り、売上高は増収、営業利益、当期純利益は増益となりました。
[連結業績(コアベース)] (単位:百万円、端数四捨五入)
前期
(2013 年3月期)
当期
(2014 年3月期)
対前期増減額
(増減率)
売 上 高 981,899 1,139,909 158,010
(16.1%)
コア営業利益 168,022 186,253 18,231
(10 . 9%)
コア当期純利益 118 , 792 132 , 796
14 , 004
(11.8%)
1株当たり
コア当期純利益(円) 51.73 59.11
7.38
(14.3%)
(注)当社は、2014年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で
株式分割を実施しました。1株当たりコア当期純利益につきましては、前連結会計
年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割後の発行済株式数
(自己株式を除く)により算定しています。
[研究開発費] (単位 : 百万円、 端数四捨五入)
前期 当期
研究開発費 159,094 191,460
【為替の業績への影響】
当期の為替レートは、下表の通りです。これらの結果、売上高においては1 , 130億
円の増収、コア営業利益においては242億円の増益の影響がありました。
期中平均レート 前期 当期 増減
円/米ドル 83円 100円 17円
円/ユーロ 107円 134円 27円
【売上高】
連結売上高は1兆1,399億円(前期比16.1%増)となりました。
・ 新製品の前立腺がん治療剤 XTANDI 、過活動膀胱治療剤ベタニス/ミラベトリック/
ベットミガなどが売上増加に寄与しました。また、過活動膀胱治療剤ベシケアなどが
引き続き伸長しました。このほか、免疫抑制剤プログラフ、前立腺肥大症の排尿障害
改善剤ハルナールは、為替の影響などもあり売上が増加しました。
(地域別売上高の状況)
※地域別売上高については売上元会社の所在地に基づき集計しています。
◇ 日本
日本の売上高は5,306億円(同1.1%減)となりました。このうち、国内市場での売
上高は5,156億円(同0.2%増)となりました。後発医薬品の影響を受けましたが、
主力の成長品と新製品の拡大により、ほぼ前年並みとなりました。
・ ベタニスのほか、 高血圧症治療剤ミカルディス (配合剤のミコンビ及びミカムロを含む) 、
消 炎 鎮 痛 剤 セ レ コ ッ ク ス 、 成 人 気 管 支 喘 息 治 療 剤 シ ム ビ コ ー ト 、 骨 粗 鬆 症 治 療 剤
ボノテオ、ワクチンなどが伸長しました。また、成人関節リウマチ治療剤シムジア、前
立腺がん治療剤ゴナックスなどの新製品が売上に寄与しました。
期首・期末の変動 前期 当期
円/米ドル 12円安 9円安
円/ユーロ 11円安 21円安
・ 高 コ レ ス テ ロ ー ル 血 症 治 療 剤 リ ピ ト ー ル や 統 合 失 調 症 治 療 剤 セ ロ ク エ ル 、 入 眠 剤
マイスリー、 消化性潰瘍・胃炎治療剤ガスターなどの売上は、 後発医薬品の影響などに
より減少しました。
・ な お 、 2 0 1 3 年 5 月 に 高 血 圧 症 治 療 剤 ミ カ ム ロ BP ( 配 合 剤 ) 、 同 年 6 月 に 機 能 性
デ ィ ス ペ プ シ ア 治 療 剤 ア コ フ ァ イ ド 、 同 年 9 月 に 経 皮 吸 収 型 高 血 圧 症 治 療 剤
ビソノテープをそれぞれ発売しました。
◇ 海外
米州の売上高は2,870億円(同38.3%増)となりました。なお、現地通貨ベースで
の売上高は2,863百万ドル(同14.6%増)となりました。
・ 米国において2012年9月に発売した XTANDI 、同年10月に発売したミラベトリック
が売上増加に寄与しました。
・ また、 ベシケア、 心機能検査補助剤レキスキャンが伸長したほか、 抗がん剤タルセバの
収入が増加しました。
・ プログラフは、後発医薬品の影響を受け売上が減少しました。
欧州
*
の売上高は2 , 643億円(同35 . 6%増)となりました。なお、現地通貨ベースで
の売上高は1 , 967百万ユーロ(同8 . 1%増)となりました。
*
欧州地域のほか、中近東・アフリカの売上が含まれます。
・ 2013年2月に発売したベットミガ、同年7月に発売した XTANDI が売上増加に寄
与しました。
・ また、ベシケア、キャンディン系抗真菌剤マイカミンなどが伸長しました。
・ プログラフ、 ハルナール、 前立腺がん治療剤エリガードの売上は為替の影響などにより
増加しました。
アジア・オセアニアの売上高は580億円(同35 . 0%増)となりました。
・ プログラフ、ハルナール、ベシケアなどの売上が拡大し、増収となりました。
【コア営業利益/コア当期純利益】
・ 売上高の増加に加えて、売上原価率が低下したことから、売上総利益は8 , 093億円
(同20 . 2%増)となりました。なお、売上原価率は、製品構成の変化などにより前
期に比べ2.4ポイント低下し、29.0%となりました。
・ 販売費及び一般管理費は、為替の影響に加え、米国での XTANDI の共同販促費用を含
む欧米がんビジネス関連費用の増加などもあり、 3 , 970億円 (同24 . 5%増) とな
りました。
・ 研究開発費は、 為替の影響に加え、 米国アムジェン社との戦略的提携に関わる開発費の
増加などにより、1 , 915億円(同20 . 3%増)となりました。対売上高研究開発費
比率は、前期に比べ0 . 6ポイント上昇し、16 . 8%となりました。
・ 無形資産償却費は、 為替の影響のほか新製品の発売に伴う増加などにより、 360億円
(同27.4%増)となりました。
以上の結果、コア営業利益は1,863億円(同10.9%増)となりました。
コア当期純利益は1 , 328億円(同11 . 8%増)となりました。また、1株当たりコ
ア当期純利益は59.11円(同14.3%増)となりました。
<連結業績(フルベース(調整前))>
当期の連結業績(フルベース(調整前) )は、下表の通り、売上高は増収、営業利益、税
引前利益、当期純利益は減益となりました。
コア実績からは除外される、プロジェクトの開発中止に伴う特許権及び販売権などの減
損損失のほか、研究体制の再編及び富士工場の事業の日医工株式会社への承継に伴う事業
再編費用や為替差損など、810億円(前期は493億円)を「その他の費用」として計
上したことが、各利益段階の減益の要因です。なお、コア実績からは除外される調整項目
の詳細は「決算補足資料(2014年3月期) 」の11ページに記載しています。
[連結業績 (フルベース (調整前) ) ] (単位:百万円、 端数四捨五入)
前期
(2013 年3月期)
当期
(2014 年3月期)
対前期増減額
(増減率)
売 上 高 981,899 1,139,909 158,010
(16 . 1%)
営 業 利 益 121 , 593 116 , 806
△4 , 787
(△3 . 9%)
税 引 前 利 益 127 , 115 121 , 975
△5 , 140
(△4.0%)
当 期 純 利 益 92,464 90,874 △1,590
(△1.7%)
1株当たり
当期純利益(円)
40.27 40.45 0.18
(0.4%)
包 括 利 益 158,347 182,112 23,765
(15.0%)
(注)当社は、2014年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で
株式分割を実施しました。1株当たり当期純利益につきましては、前連結会計年度
の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割後の発行済株式数(自
己株式を除く)により算定しています。
< IFRS と日本基準との差異について>
IFRS 適用に伴う、前期における損益及び包括利益に係る IFRS と日本基準との差異につ
いては、 本短信46ページをご覧ください。 また、 参考情報として、 当期の損益に係る IFRS
と日本基準との主な差異については「決算補足資料(2014年3月期) 」の12ページに
記載しています。
② その他
<研究開発等の状況>
当 社 は 、 有 効 な 薬 剤 が存 在 せ ず 治 療 満 足 度 の低 い 疾 患 領 域 で 、 革 新的 で 有 用 な 新 薬を
継続的かつ早期に創出することにより、中長期にわたる持続的な成長を目指しています。
このため新薬創出力の強化を最重点事項として積極的に取り組んでいます。
◇創薬研究の取り組み
「泌尿器疾患」 、 「免疫疾患(移植を含む)及び感染症」 、 「がん」 、 「精神・神経疾患」 、
「糖尿病合併症及び腎疾患」を重点研究領域と位置づけ、経営資源を集中しています。
創薬研究においては、分子標的と精密診断に基づく Precision Medicine の創薬アプローチ
を推進するとともに、 外部との提携を通じて最先端の技術 ・ ノウハウを積極的に取り込み、
革新的新薬の創出を目指しています。再生医療の領域では、従来から取り組んできた再生
医薬研究開発に加えて、細胞そのものを医療に応用する(細胞医療)ための研究にも本格
的に取り組んでいきます。この取り組みの一環として、2014年4月に再生医療及び細
胞医療を専門に研究する「再生医療ユニット」を新設しました。
2013年5月に、 研究体制の再編と新たな仕組みの導入を決定しました。 この改革は、
研究開発に関わる経営資源配分の最適化により、 i) 外部資源の更なる活用、 ii) 新規領域
と再生医療やワクチンなどの新技術への取り組み、 iii) 有望な前臨床開発プロジェクトの
加速、iv) 後期臨床開発プロジェクトへの十分な資源投下、を目的としたものです。前臨
床開発段階における外部イノベーション機会の探索・獲得活動を強化するため、2013
年10月に新たにイノベーションマネジメント部を設置したほか、研究マネジメント体制
の強化や研究プロセスの複線化を推進しています。また、経営資源の戦略的な再配分及び
オペレーションの高質化・効率化を目指し、研究所の閉鎖・縮小並びに機能移転など研究
機能・組織の再編を順次行なっています。
◇技術開発の取り組み
がん領域を中心とした開発パイプラインの充実に伴い需要が増大する高薬理活性の開発
用原薬を安定供給するため、アステラス ファーマ テック株式会社の高萩技術センター内
に8号棟を建設しました(2013年8月竣工) 。
◇臨床開発の取り組み及び主な開発の進展状況
グローバル開発体制を一層強化するとともに、より優先度の高いプロジェクトに資源を
集中することにより、開発のスピードアップを図っています。当期における主な開発の進
展は以下の通りです。
(海外での臨床開発)
・ HER1/EGFR チロシンキナーゼ阻害剤タルセバ(一般名:エルロチニブ)に関し、「既承
認の診断法で確認された EGFR 遺伝子変異を有する転移性の非小細胞肺がんに対する一
次治療」の追加適応症について、2013年5月に米国で承認を取得しました。
・ 過活動膀胱治療剤コハク酸ソリフェナシン(一般名)と前立腺肥大症の排尿障害改善剤
タムスロシン塩酸塩(一般名)の合剤(開発コード: EC905 )に関し、 「単剤治療で効
果不十分な、前立腺肥大症に伴う中等症から重症の蓄尿症状(尿意切迫感、頻尿)と排
尿症状」の適応症に つ いて、2013年5 月 にオランダで承認を 取 得し、同年9月に
ベソムニの製品名で発売しました。
・ エンザルタミド(一般名、開発コード: MDV3100 )に関し、 「ドセタキセルによる化学
療法施行歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がん」の適応症について、2013年6月
に欧州で承認を取得し、同年7月に英国において XTANDI の製品名で発売しました。
・ キャンディン系抗真 菌 剤マイカミン(一般 名 :ミカファンギンナ ト リウム)に関し、
「生後4カ月以上の小児患者への点滴静注に対する、カンジダ血症、急性播種性カンジ
ダ症、カンジダ腹膜炎・膿瘍、食道カンジダ症の治療、及び造血幹細胞移植患者のカン
ジダ感染症予防」 の追加適応症について、 2013年6月に米国で承認を取得しました。
・ 免疫抑制剤タクロリムス水和物(一般名)の徐放性製剤に関し、 「成人腎臓移植患者に
おける拒絶反応の抑 制 」の適応症について 、 2013年7月に米 国 で承認を取得し、
同年8月にアスタグラフ XL の製品名で発売しました。
・ XTANDI (一般名:エンザルタミド、開発コード: MDV3100 )に関し、 「化学療法施行
歴のない転移性去勢抵抗性前立腺がん」の追加適応症について、2014年3月に米国
で、また同年4月に欧州でそれぞれ承認申請しました。
(日本での臨床開発)
・ 免疫抑制剤プログラフ(一般名:タクロリムス水和物)に関し、 「多発性筋炎・皮膚筋
炎に合併する間質性肺炎」の追加適応症について、2013年6月に承認を取得しまし
た。
・ 下痢型過敏性腸症候群治療剤イリボー(一般名:ラモセトロン塩酸塩)の追加剤形とし
て開発している口腔内崩壊錠に関し、 「男性における下痢型過敏性腸症候群」の適応症
について、2013年8月に承認を取得し、2014年 1 月にイリボー OD 錠の製品名
で発売しました 。
・ 催眠鎮静剤ドルミカム(一般名:ミダゾラム)に関し、 「歯科・口腔外科領域における
手術及び処置時の鎮静」の追加適応症について、2013年12月に承認を取得しまし
た。
・ 選択的 SGLT2 阻害剤スーグラ(一般名:イプラグリフロジン L- プロリン、開発コー
ド:ASP1941 )に関し、 「2型糖尿病」の適応症について、2014年1月に承認を取得
し、同年4月に発売しました。
・ 経口アンドロゲン受容体阻害剤イクスタンジ(一般名 : エンザルタミド、開発コード:
MDV3100 )に関し、 「去勢抵抗性前立腺がん」の適応症について、2014年3月に承
認を取得しました。
◇研究開発における経営資源配分最適化の取り組み
・ 2013年4月、米国アンブレックス社と、がん領域における次世代抗体-薬物複合体
( ADC )技術に関する提携契約を締結し、 ADC を全世界で開発及び商業化する権利を
取得しました。
・ 研究開発プロセスの 各 段階での戦略を複線 化 し、革新的研究の取 り 込みを推進すると
ともに、外部のリソースを有効的に活用してリスクとコストを管理しながら、高質かつ
強固な自社パイプラインを構築する、 研究開発プロセスのマルチトラック化に積極的に
取り組んでいます。その一環として、米国ドレイス ファーマシューティカルズ社との
間で、夜間頻尿を対象疾患として開発を進めている ASP7035 につ いて、2013年
4月に同社が運営する米国タキュリオン ファーマ社との独占的ライセンス契約を締結
しました。
・ 2013年5月、米 国 アムジェン社との間 で 日本における戦略的 提 携に関する契約を
締結しました。この戦略的提携は、2つのパートから構成されています。一つ目のパー
トは、 生物学的製剤を主とするアムジェン社由来の5つの開発品についての日本での共
同開発及び共同商業 化 に関する長期提携で す 。対象となる開発品 は 、高脂血症治療薬
(開発コード :AMG 145 ) 、骨粗鬆症治療薬(開発コード :AMG 785 ) 、がん領域の3つ
の薬剤(開発コード:AMG 102 、 AMG 337 、 AMG 103 )です。二つ目のパートは、当社
とアムジェン社が協働 する合弁会社であるア ステラス・アムジェン・ バイオファーマ株
式会社の設立です。ア ステラス・アムジェン・ バイオファーマ株式会 社は、2013年
10月から業務を開始し、 上記の5つの開発品について日本における共同開発及び共同
商業化を当社と行います。
・ 2013年6月、米国サイトキネティックス社と骨格筋活性化剤の研究、開発及び商業
化に関する提携契約を締結しました。両社は、骨格筋の減弱に関連する疾患や病状に対
する新規の治療法を提供することを主な目的として、 骨格筋活性化に関する共同研究及
び共同開発を行います。
・ 米国アンビット社と の 間で2009年に締 結 した全世界でのキザ ル チニブ(一般名、
開発コード: AC220 )を含む FLT3 チロシンキナーゼ阻害剤の共同開発及び商業化に関
する契約について、2013年3月に当社は戦略上の理由で解約権を行使し、2013
年9月3日をもって契約を終了しました。
・ 2013年10月、 米国マイトカイン社とミトコンドリア関連疾患領域における共同研
究及び開発に関する独占的な提携契約を締結しました。両社は、未だ有効な治療法が確
立されていない本疾患領域における研究開発を共同で進めていきます。
・ 2013年12月、 株式会社免疫生物研究所と遺伝子組換えカイコを用いて生産される
ヒト型タンパク質の医薬品への応用に関する共同研究契約を締結しました。両社は、遺
伝子組換えカイコを用いて生産される有用なタンパク質について、 製造方法の検討や評
価、医薬品としての開発可能性の検討等の研究開発を共同で実施していきます。
・ 2014年1月、米国クリアパス ディベロップメント社と感染症領域におけるワクチ
ンのポートフォリオ構築のための戦略的提携に関する契約を締結しました。 当社は本提
携を通じ、クリアパス社の管理・運営下にある RSV 社が米国マイメティックス社より
導入した呼吸器合胞体ウイルス感染予防ワクチンの開発に投資し、 ワクチンポートフォ
リオの拡充を図ります。
・ 2 0 1 4 年 2 月 、 米 国 ア ヴ ェ オ 社 と 共 同 で 開 発 を 進 め て き た 血 管 内 皮 細 胞 増 殖 因 子
( VEGF ) 受容体 1 、 2 、 3 阻害剤チボザニブ (一般名、 開発コード: ASP4130 ) について、
3つの適応症(腎細胞がん、大腸がん、乳がん)での臨床試験の状況を踏まえ戦略的な
理由により、 2011年に同社と締結した開発及び商業化に関するライセンス契約の解
約権を行使しました。当該ライセンス契約は、2014年8月11日をもって終了しま
すが、その時点でチボザニブの権利はアヴェオ社に返還されます。
・ 2014年2月、スイス バシリア ファーマシューティカ インターナショナル社と共
同で開発を進めているアゾール系抗真菌剤イサブコナゾール(一般名)に関し、戦略的
な理由により、 2012年2月に締結したライセンス契約を一部変更する契約を同社と
締結しました。 ライセンス契約の対象地域は、 これまでの 「日本を除く全世界」 から 「米
国・カナダ」に変更され、当社は同地域向けの製品の承認申請を行い、製造及び販売を
独占的に行うことになります。
・ 2014年3月、第一三共株式会社と両社における革新的な新薬の創出を目指し、それ
ぞれが保有する化合物ライブラリーの内、交換可能な約40万化合物を相互に交換・利
用する提携契約を締結しました。
<販売提携、事業基盤強化等の取り組み>
・ 2013年8月、スーグラに関し MSD 株式会社と日本におけるコ・プロモーション契
約を締結しました。本契約に基づき、同剤の製造販売は当社が行い、当社、 MSD 社、
寿製薬株式会社の3社が共同してプロモーションを行います。
・ シ ン ガ ポ ー ル に 医 薬 品 販 売 子 会 社 アステラス ファーマ シンガポール Pte. Ltd.を
2013年7月に設立し、同年10月より事業を開始しました。アステラス ファーマ
シンガポール Pte. Ltd. は、当社がグローバルに販売する医薬品を中心に、シンガポール
での自社販売を行うとともに、 マレーシアにおける外部委託機関を通じた販売を統括し、
早期にシンガポール 市 場及びマレーシア市 場 における事業基盤の 確 立を図っていきま
す。
<オペレーションの高質化及び資産の効率化等の取り組み>
当社は、急速に変化する事業環境に対応し持続的な成長を実現するため、オペレーション
の高質化及び資産の効率化等に継続的に取り組んでいます。
・ 2013年9月、当社及び国内グループ会社における一部のグループ共通業務に関し、
アクセンチュア株式会社との間で、 ビジネスプロセスアウトソーシング契約を締結しま
した。 当社及び国内グループ会社におけるグループ共通業務について、 高い専門性を有
する外部リソースを活用することでより質の高いサービスが提供され、 効率化が更に促
進されることが期待されます。 一方で、 当社は自社資源を競争優位の源泉となる機能に
振り向けていきます。
・ 2013年12月、 当社及び国内グループ会社の株式会社ロータスエステートが所有す
る不動産を包括的に譲渡することについて三井不動産株式会社と合意し、2014年
3月31日に譲渡しました。
また、 東京都板橋区蓮根地区に拠点を置く臨床開発及び信頼性保証などの機能を東京都
中央区日本橋の本社近隣のオフィスビルへ、2014年5月に移転・集約しました。
・ 生産・技術面においては、 自社機能の強化とともに外部パートナーとの提携を積極的に
行うことにより、事業環境の変化に対応し「高品質な医薬品の安定供給」を効率的に
行うことのできる生産体制の確立に取り組んでいます。 この一環として2013年12
月、 当社の生産子会社であるアステラス ファーマ テック株式会社の富士工場の事業を
日医工株式会社が承継することに関し、 アステラス ファーマ テック株式会社と日医工
株式会社が最終合意書を締結し、2014年4月1日に承継しました。
・ 2013年12月、 当社が保有する醗酵創薬研究に関する資産について大鵬薬品工業株
式会社に譲渡することで合意し、 同社と譲渡契約を締結しました。 新薬創出力の強化を
目 的 と し た 研 究 体 制 再 編 の 一 環 と し て 自 社 に よ る 醗 酵 創 薬 研 究 か ら の 撤 退 を 決 定 し
(2013年5月公表) 、関連資産の他企業への譲渡を検討してきたものです。これに
より、 醗酵創薬研究に振り向けていた経営資源の戦略的な再配分を進め、 新薬創出力の
更なる強化を図ります。
③ 次期(2015年3月期)の連結業績見通し(コアベース)
当社は次期の業績予想について、コアベースでの業績予想を開示します。当該コア業績
は、本短信の2ページに記載の通り、フルベース(調整前)の業績から当社が定める非経
常的な項目を調整項目として除外したものです。
[通期連結業績予想(コアベース)] (単位:百万円、端数四捨五入)
当期
(2014年3月期)
通期実績
次期
(2015年3月期)
通期予想
増減額
(増減率)
売 上 高 1 , 139 , 909 1 , 192 , 000
52,091
(4 . 6%)
コア営業利益 186,253 208,000 21,747
(11.7%)
コア当期純利益 132,796 154,000 21 , 204
(16.0%)
1株当たり
コア当期純利益 ( 円 )
59.11 69.02 9.91
(16 . 8%)
(注)当社は、2014年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で
株式分割を実施しました。連結業績予想の1株当たりコア当期純利益につきまして
は、当該株式分割後の発行済株式数(自己株式を除く)により算定しています。
次期通期の想定為替レート: 100円/米ドル、140円/ユーロ
当期の為替レート(実績): 100円/米ドル、134円/ユーロ
次期の通期連結業績予想(コアベース)は上表の通りです。
売上高は増収、利益については各利益段階とも増益を予想しています。なお、為替レー
トについては、当期に比べユーロが円安で推移するものと想定しており、売上高で118
億円の増収、営業利益で132億円の増益の影響を見込んでいます。
【売上高】
売上高は1兆1 , 920億円(当期比4 . 6%増)を予想しています。 XTANDI がグロー
バルで成長するほか、ベシケアとベタニス/ミラベトリック/ベットミガを合わせた過活
動膀胱治療剤の売上が拡大する見通しです。また、プログラフは米州、日本では減収を見
込みますが、アジア・オセアニアの売上が拡大する見込みであることから、グローバルで
の売上は前期並みを維持する見通しです。一方、ハルナールは後発医薬品の影響などによ
り減収を見込んでいます。
・ 日 本
2014年4月に実施された薬価改定の影響を成長製品及び新製品によりカバーする見
込みであることから、国内の医療用医薬品の売上高は、前期に比べ若干の減少に留まる見
通しです。
2014年3月に承認を取得したイクスタンジや同年4月に発売したスーグラが売上に
寄与する見込みです。また、ベシケアとベタニスを合わせた過活動膀胱治療剤の売上のほ
か、セレコックスなどの成長製品やシムジアなどの新製品の売上が拡大する見通しです。
一方、後発医薬品の影響などにより、リピトール、ガスター、マイスリー、セロクエルな
どの売上は減少する見通しです。
・ 海 外
米州の売上高は増加する見通しです。 XTANDI のほか、 ベシケアとミラベトリックを合わ
せた過活動膀胱治療剤の売上やタルセバの収入などが引き続き伸長する見通しです。 一方、
後発医薬品の影響などにより、プログラフの売上とアデノスキャン及びレキスキャンを合
わせた心機能検査補助剤の売上は減少する見込みです。
欧州の売上高は増加する見通しです。 XTANDI のほか、 ベシケアとベットミガを合わせた
過活動膀胱治療剤などの売上が拡大する見通しです。プログラフの自社販売による売上は
現地通貨ベースでは減少する見込みですが、為替の影響により円貨ベースでは増加する見
通しです。また、ハルナールの自社販売による売上は減少する見通しです。
アジア・オセアニアの売上高は増加する見通しです。プログラフ、ベシケア、マイカミ
ンなどが引き続き成長する見込みです。
【コア営業利益・コア当期純利益】
売上高の増加に加え、製品構成の変化などにより売上原価率が低下する見込みであるこ
とから、売上総利益は増加する見通しです。
販売費及び一般管理費は、 米国での XTANDI の共同販促費用や新製品関連の販売費用など
の増加を見込むことから、増加する見通しです。
研究開発費は1 , 980億円(同3 . 4%増) 、対売上高研究開発費比率16 . 6%(当期は
16 . 8%)を予想しています。
この結果、コア営業利益は2 , 080億円(同11 . 7%増)を予想しています。
また、コア当期純利益は1 , 540億円(同16 . 0%増) 、1株当たりコア当期純利益は
69 . 02円(同16 . 8%増)を予想しています。
(2)財政状態に関する分析
①資産、負債及び資本の状況( IFRS )
当期末の連結財政状態計算書の概要及び前期末からの主な変動は以下の通りです。
【資産】
当期末の総資産は1兆6 , 531億円(対前期末比878億円増)となりました。
<非流動資産>当期末:7 , 398億円(同527億円減)
・ 有形固定資産は1,915億円(同197億円減)となりました。
<流動資産>当期末:9,133億円(同1,406億円増)
・ 現金及び現金同等物は3 , 914億円(同1 , 265億円増)となりました。
【資本】
資本合計:1兆2 , 685億円(同939億円増)
・ 当期純利益909億円を計上した一方で、剰余金の配当587億円に加え、自己株式取
得301億円を実施しました。
【負債】
負債の合計は3,846億円(同60億円減)となりました。
<非流動負債>当期末:439億円(同218億円減)
<流動負債>当期末:3 , 407億円(同158億円増)
< IFRS と日本基準との差異について>
IFRS 適用に伴う、移行日(2012年4月1日)現在の資本に対する調整及び前連結会
計年度(2013年3月31日)現在の資本に対する調整は、本短信40ページ以降に記
載しています。
②キ ャッシュ・フローの状況( IFRS )
【営業活動によるキャッシュ・フロー】
当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、2 , 143億円(前期比633億円増)と
なりました。
・ 法人所得税の支払額が431億円(同13億円支出減)となりました。
【投資活動によるキャッシュ・フロー】
当期の投資活動によるキャッシュ・フローは、△269億円(同283億円支出減)と
なりました。
・ 有形固定資産の売却による収入87億円、 子会社株式の売却による収入186億円など
があった一方で、 有形固定資産の取得による支出293億円、 無形資産の取得による支
出269億円などがありました。
【財務活動によるキャッシュ・フロー】
当期の財務活動によるキャッシュ・フローは、△894億円(同206億円支出減)と
なりました。
・ 配当金の支払額は587億円(同14億円支出減)となりました。また、 自己株式取得
による支出301億円などがありました。
以 上 の 結 果 、 当 期 末 に お け る 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 残 高 は 、 3 , 9 1 4 億 円 ( 同
1,265億円増)となりました。
キャッシュ・フロー関連指標の推移
2013年3月期 2014年3月期
親会社所有者帰属持分比率 75.0% 76.7%
時価ベースの親会社所有者帰属持分比率 145.9% 165.2% キャッシュ・フロー対有利子負債比率 0.0% 0.0% インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) - -
・ 親会社所有者帰属持分比率:親会社の所有者に帰属する持分/総資産
・時価ベースの親会社所有者帰属持分比率:株式時価総額/総資産
・ キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに算出しています。
(注3)キャッシュ・フローは、営業活動による正味キャッシュ・フローを利用しています。
(注4)有利子負債は連結財政状態計算書に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対 象としています。
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は持続的な企業価値の向上と、それを通じた株主還元の向上に積極的に取り組んで
います。成長を実現するための事業投資を優先しながら、配当については、連結ベースで
の中長期的な利益成長に基づき、親会社所有者帰属持分配当率( DOE )
*
等を勘案して、安
定的かつ持続的な向上に努めていきます。これに加えて自己株式取得を必要に応じ機動的
に実施し、資本効率と還元水準の更なる向上を図ります。
当期の年間配当金については、1株当たり135円(うち期末配当金として70円)を
予定しています。この結果、 DOE は5.0%
*となる予定です。
また、株主への利益配分及び資本政策の一環として、当期において、504万株(金額
として300億円)の市場買付けによる自己株式取得を実施しました。
なお、金庫株として保有している自己株式のうち2,500万株
**について、消却するこ
とを決定しています。
次期の年間配当金については、1株当たり29円
**
(うち中間配当金として14円
**
、期
末配当金として15円
**
)を予定しています。
な お 、 配 当 決 定 の 取 締 役 会 委 譲 に 関 す る 定 款 記 載 、 四 半 期 配 当 等 の 対 応 に つ い て は 、
現時点では予定していません。
*